講座・教員紹介

山口大学医学部医学科の教育研究講座をご紹介します。

公衆衛生学・予防医学(旧 公衆衛生学)

Public Health and Preventive Medicine

平成29年5月1日作成

顔写真:田邉 剛 教授

教授名
田邉 剛
講座のメンバー
田邉 剛,奥田 昌之,髙橋 秀和,山口 奈津,ホセイン マハブブ,長谷 亮佑
医学科担当科目
医用統計学,環境・予防医学,衛生統計・保健医療学,生活習慣病・疫学・地域医療,社会医学基本実習,社会医学課題実習,実践臨床医学特論,自己開発コース,修学論文テュートリアル,Open Science Club,SCEA/AMRA
居室
基礎研究棟5階
TEL
0836-22-2231
FAX
0836-22-2323

講座の紹介

公衆衛生は,「組織された地域社会の努力を通して,疾病を予防し,寿命を伸展し,身体,精神機能の増進をはかる研究分野である」と定義され,非常に多岐にわたるものです。

近年,日本では高齢化が急速に進み,疾病構造も大きく変化しています。このため,公衆衛生学の教育・研究・社会活動における重要な課題の一つは,生活習慣病対策と考えています。疫学的解析と実験的解析を組み合わせて研究を進めています。

現在二つのテーマを進めています。一つは早期がん診断法開発です。血中アミノ酸の濃度が種々の疾患で特有のパターンを示すことから,これを指標とした疾患の スクリーニング法の開発です。これまで悪性腫瘍(胃癌,肺癌,大腸癌,前立腺癌,乳癌),肝線維症などの診断への有用性が明らかになっています。この手法 の 早期診断への適応を目指して,約一万人を対象とし,疾病発症との関連を解析するコホート研究をすすめています。

もうひとつのテーマは,生活習慣病発症の分子機序の解析です。近年,自然免疫系の異常による炎症が,動脈硬化や耐糖能異常などの生活習慣病をもたらすことが 明らかになっています。現在,リスク判定に有用なマーカーを同定するため,自然免疫因子の遺伝子多型やエピジェネティクスと臨床経過の関連を解析していま す。また,自然免疫系の活性制御システムの構築を進めています。従来と異なる視点からの高リスク群の同定と発症予防,治療応答性や予後の予測を実現させた いと考えています。

【専門分野】 公衆衛生学分野

生活習慣病の克服を目的として,疫学的研究,実験的研究を進めています。血中アミノ酸をバイオマーカーとした生活習慣病の早期診断法の開発を行っています。さらに,自然免疫系の解析により生活習慣病発症の分子機構を明らかにし,新規予防法開発を目的としています。

【主な研究内容】

・生活習慣病の早期診断法の開発

・自然免疫系の異常と生活習慣病の発症

・在宅介護問題

・高齢者の医療

【応用分野】

・生活習慣病の新規予防法開発

・高齢者介護

 

生活習慣病発症への自然免疫系の関与

自然免疫因子NOD2の遺伝子変異解析

サルコイドーシスの発症機構

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