講座・教員紹介

山口大学医学部医学科の教育研究講座をご紹介します。

消化器内科学(旧 内科学第一)

Gastroenterology and Hepatology

平成29年5月1日作成

顔写真:坂井田 功 教授

教授名
坂井田 功
講座のメンバー
坂井田 功,泉 友則,戒能 聖治,岡本 健志,瀬川 誠,山本 直樹,高見 太郎,橋本 真一,石川 剛,日髙 勲,丸本 芳雄,松本 俊彦,岩本 拓也,佐伯 一成,藤澤 浩一,久永 拓郎,仙譽 学,前田 雅喜,五嶋 敦史,松田 崇史,河郷 亮
医学科担当科目
消化器病態系,漢方医学,自己開発コース,修学論文テュートリアル,AMRA,臨床実習
大学院担当科目
消化器病態内科学特論Ⅰ,消化器病体内科学特論Ⅱ
附属病院診療科
第1内科
居室
臨床研究棟5階
TEL
0836-22-2243
FAX
0836-22-2240

講座の紹介

担当する専門分野は消化器内科学であり,消化器病学,肝臓病学,胆道膵臓病学(消化,吸収,代謝の制御,ウイルス学),内視鏡学(光学医療診療部),腫瘍学,漢方医学,再生医学と多岐にわたります。現在,消化管班,肝臓班,胆膵班,化学療法班での専門的な診療に加え,Team MetS(Metabolic Syndrome)やNST(栄養治療チーム)としてグループを超えて連携し,臨床,研究,教育活動を行っています。

近年の消化器内科領域での技術革新は目覚ましく,当教室では,カプセル内視鏡,小腸ダブルバルーン内視鏡の導入により,全消化管(食道,胃,小腸,大腸)の内視鏡検査が可能になりました。また,早期胃癌,食道癌に対する内視鏡的粘膜剥離術,胆膵疾患に対する超音波内視鏡検査を使った生検検査や減黄術,肝癌に対する経カテーテル治療や超音波装置を駆使したラジオ波焼灼療法,血管造影検査を応用した食道・胃静脈瘤治療,脾臓塞栓療法などの先進的な治療を行っています。

当科の医学教育においては,展開系講義や病棟実習などの中でこれら最新かつ専門的な医療技術に接する機会を数多く提供するとともに,生命活動の根源である「消化吸収」という分野を通じて,プライマリから専門まで幅広い知識の習得を目指しています。また臨床研修医や若手医師の指導も積極的に行い,県内はもとより日本そして世界で活躍できる医療人の育成に努めています。

研究においては,上記の専門的医療技術の発展と新たな治療法の開発のため、数多くの基礎研究、臨床研究を行っています。その成果の一つとして,肝硬変症に対する自己骨髄細胞投与療法(ABMi療法)を世界に先駆けて開発し,世界をリードする研究として海外の研究者・医師からも注目されています。さらに2015年3月からは培養自己骨髄細胞を用いたより低侵襲な治療法の臨床研究を開始しています。そのほか、治療抵抗性の進行肝がんに対して、独自に開発した鉄キレート剤治療が"The New England Journal of Medicine"に2011年に掲載され、臨床研究を進めています。

このように当科では臨床への橋渡し研究(Translational Research)を行うために,教室員で一丸となって取り組み,また国内の大学だけでなく,米国のNIH,英国のロンドン大学Imperial College,韓国の延世大学などとも幅広く連携し,基礎研究のみでなく多施設共同臨床研究も行っています。研究室には,これまでにブラジル,エジプト,インド,韓国,ロシアからの研究者が来日し,一緒に開発研究を行っています。

当科は,"全員がそれぞれに夢をもち,それを実現する"ため,それぞれの個性と協調を発揮するオーケストラのような教室を作ることを目標に運営しています。いい音色を作る中で,"山口県はもとより県外の大学,研究機関,病院,地域医療のリーダーを輩出できる教室にしたい"と,教室員も皆頑張っています。

 

各専門領域のスタッフ、大学院生

細胞プロセッシング(再生細胞療法センター)

進行肝癌に対する鉄キレート剤治療“The New England Journal of Medicine”掲載

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