分野・教員紹介

山口大学医学部医学科の教育研究分野をご紹介します。

消化器・腫瘍外科学分野(旧 外科学第二)

Digestive Surgery and Surgical Oncology

平成27年5月1日作成

顔写真: 教授

教授名
永野 浩昭
分野のメンバー
硲 彰一,吉野 茂文,山本 滋,上野 富雄,武田 茂,鈴木 伸明,坂本 和彦,飯田 通久,徳久 善弘,飯塚 徳男,恒富 亮一
医学科担当科目
臨床医学序説,臨床腫瘍学,消化器病態系,内分泌・栄養・代謝病態系,臨床系特別専門講義,自己開発コース,修学論文テュートリアル,AMRA,臨床実習
附属病院診療科
第2外科
居室
臨床研究棟2階
TEL
0836-22-2264
FAX
0836-22-2263

分野の紹介

当分野は,消化器外科および内分泌外科を担当しています。消化器外科では,食道・胃・小腸・大腸・直腸・肛門までの消化管領域と,肝臓・胆道・膵臓・脾臓などの肝胆膵領域の,全ての消化器外科領域の良性・悪性疾患を網羅し,我が国でもトップクラスの診療内容と治療成績を誇っています。内分泌外科では,乳腺疾患は山口県で最も症例数が多く,甲状腺・副甲状腺疾患の治療も行っています。一方,生命に危険が及ぶような重症急患はもとより,入院/手術が必要となるような救急症例も積極的に受け入れ,ヘルニアなどの一般外科診療も行っています。

近年の鏡視下手術の技術革新は目覚ましく,当教室でも積極的に取り入れ,多くの患者さんに“体に優しい高度な手術”を行っています。良性疾患のみならず,ほとんどの早期食道癌,胃癌,大腸癌には鏡視下手術が可能です。また,山口県で唯一の日本肝胆膵外科学会の高度技能専門医/高度技能指導医修練施設(A)として,肝胆膵領域癌に対する拡大切除を基軸とした集学的治験に積極的に取り組んでおります。乳癌では放射線科と共同開発した3DCTリンフォグラフィを用いた正確なセンチネルリンパ節生検などを駆使して,乳房温存療法など整容的にも満足できる手術を実践しています。これらは全て専門的な技術と知識を持った学会専門医/指導医が対応しています。

当教室は,手術だけでなく,多くの患者さんに化学療法(抗癌剤や分子標的剤を用いた治療)を行い,最新の癌免疫治療も提供しています。術後再発や手術不能の患者さんにも同様の治療を行っています。中でも,個別化医療である遺伝子診断による抗癌剤治療選択,特許化した吻合補助器を用いた手術など,他の施設では受けられない診断や治療を行っています。研究は常に臨床に直結したテーマを取り上げ,癌免疫,癌遺伝子,網羅的遺伝子発現解析,プロテオーム解析,再生医療といった幅広い領域で行っています。癌に関しては,個別化医療の確立に力を入れており,最近では,肝細胞癌の手術後1年以内の再発を遺伝子診断により正確に予測できるシステムや,遺伝子多型によるより精度の高い毒性予測チップの開発を産学共同研究で行っています。

医学部 医学科における臨床外科学講座の社会責務は、① 患者さんのためにある“医療”、② 研究者と共に進む“医学”、そして、③ これからの若い先生たちの可能性を十二分に発展させる“教育”、にあります。つまり、最先端医療の供給と未来医療の開発を行いつつ、明日の医療を支えるこれからの外科医を育てることこそが、私たちに課せられた課題です。

対「日本」、対「世界」を見すえつつ、教室員一丸となって山口の消化器外科、乳腺内分泌外科のさらなる飛躍のために、日々邁進していくつもりです。

 

回診風景

鏡視下手術

開腹手術

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