講座・教員紹介

山口大学医学部医学科の教育研究講座をご紹介します。

整形外科学(旧 整形外科学)

Orthopedic Surgery

平成29年5月1日作成

顔写真:田口 敏彦 教授

教授名
田口 敏彦
講座のメンバー
田口 敏彦,小笠 博義,寒竹 司,徳重 厚典,橋本 貴弘,今城 靖明,鈴木 秀典,関 万成,今釜 崇,岩永 隆太,富永 康弘,関 寿大,西田 周泰,舩場 真裕
医学科担当科目
運動器病態系,リハビリ・緩和・終末期医療,自己開発コース,修学論文テュートリアル,AMRA,臨床実習
大学院担当科目
整形外科学特論Ⅰ,整形外科学特論Ⅱ
附属病院診療科
整形外科
居室
臨床研究棟3階
TEL
0836-22-2268
FAX
0836-22-2267

講座の紹介

山口大学整形外科分野は、中国・四国地区のなかではじめて整形外科学講座が開設された伝統と歴史を持つ教室です。1948年初代伊藤鐡夫教授が就任され、1957年からは服部奨教授、1983年からは河合伸也教授、2004年から田口敏彦教授が就任し、2013年(平成25年)には開講65周年を迎えました。

整形外科といえば、骨折を思い浮かべる方も多いと思いますが、我々整形外科医が対象とするのは骨、筋、靭帯、神経など運動器すべてであり、部位では脊椎・脊髄から骨盤、上肢(肩、肘、手、手指)、下肢(股、膝、足、足趾)まで広範囲に及びます。これらの部位の機能障害の原因となる先天性疾患、外傷、炎症性疾患、腫瘍性疾患、加齢性変化などが治療の対象となります。そのため対象患者は新生児から高齢者までの全年齢層が対象となります。またそれらの治療には薬物療法、手術療法に加え、リハビリテーションも駆使して対応しています。 高齢化社会の進行により、運動器疾患の患者数は増加し、整形外科医のニーズは高まっています。

現在大学整形外科の診療、研究、教育は田口教授、小笠准教授、寒竹准教授、徳重講師、橋本講師を中心に9人の助教、6人の医員、大学院生で行っています。医学科生の教育については、助教以上の医師が講義を行い、またポリクリでは外来見学や講義に加え、担当患者を受け持ち、入院、手術、術後リハビリを通して疾患と治療について理解を深めていただきます。またクリニカルクラークシップではより長い期間をかけ、より専門的な知識や技能を学んでいただきます。 大学院生には、臨床を学びつつ、現在脊椎班が中心となって行っている研究分野を進めていただき、世界に情報発信をおこなっていただきます。

整形外科では多岐にわたる部位、疾患が対象となるため、当科では脊椎、上肢、腫瘍、下肢、外傷の各専門診療班に分かれ、若手医員の医師が各分野を回りながら全ての分野に精通できるようにしています。

脊椎・脊髄班は、腰部脊柱管狭窄症、頚椎での脊髄圧迫病変による麻痺、脊髄腫瘍などを対象に、年間181例ほどの手術を行っています。現在、当教室では下記の研究を行っています。

  • ・脊髄再生:損傷された脊髄を骨髄間質細胞の移植、生体材料を用いた人工脊髄、脊椎脊髄短縮術等により再生を試みる研究を行います。
  • ・脊椎脊髄バイオメカニクス:3次元有限要素法を使用し脊髄内に生じるひずみや応力分散などを解析し、脊髄症などの発生メカニズムを研究します。
  • ・脊髄電気生理:電気生理を駆使し、脊髄病変の部位や病態を解明します。
  • ・ニューロリハビリ:脊髄損傷後に積極的なリハビリテーションにより適切な感覚運動刺激を与え,残存神経回路網の再生,再編を促し、運動機能改善を獲得することを目指します。

上肢班では腱板修復、肩・肘人工関節、手指の手術や上肢外傷に加え、マイクロサージャリ―を用いた切断肢・指の再接着や腫瘍切除後の筋非弁など複合組織移植手術を年間355例行っています。 下肢班では人工膝・股関節手術、膝靭帯再建や足部・足趾の手術や下肢外傷の手術を年間267例行っています。また下肢班では関節リウマチ患者の薬物療法も行っています。

我々の教室が目指しているのは、当科ホームページにも掲載していますが「患者さんに生涯を通じて豊かで安心できる生活をサポートすること」です。今後も我々整形外科教室は、常に豊かな人間性と高い倫理観を持ち、患者さんにはいつも温かい応接に徹し、最高水準の医療を提供することを目標とします。

 

火曜日朝の教授回診

研究カンファレンス

人工関節置換手術

一覧へ戻る