講座・教員紹介

山口大学医学部医学科の教育研究講座をご紹介します。

皮膚科学(旧 皮膚科学)

Dermatology

平成29年5月1日作成

顔写真:

教授名
下村 裕
講座のメンバー
柏木 圭介,山口 道也,浅野 伸幸,沖田 朋子,安野 秀一郎,梅原 かおり
医学科担当科目
皮膚病態系,膠原病・アレルギー病態系,自己開発コース,修学論文テュートリアル,AMRA,臨床実習
大学院担当科目
皮膚科学特論Ⅰ,皮膚科学特論Ⅱ
附属病院診療科
皮膚科
居室
臨床研究棟8階
TEL
0836-22-2270
FAX
0836-22-2270

講座の紹介

皮膚は全身を覆う巨大な臓器であり、外部からの異物の侵入を防ぎ、発汗によって体の水分量や体温を調節するなど、生体の恒常性を維持する上で重要な機能を有します。しかしながら、内的または外的な要因によってそのバランスが崩れると、さまざまな皮膚疾患を発症します。多くの皮膚疾患では、皮膚だけでなく他の臓器にも症状を呈することが知られています。また、内臓疾患の状態を反映して多彩な皮膚症状が出現することもあります。皮膚は外部に露出している臓器であるために、内臓病変に比べて症状を容易に認識できるという特徴があります。すなわち、皮膚症状が診断のために決定的な役割を果たすことがしばしばありますので、皮膚科医に限らずどの分野の医師にも皮膚科学の知識は重要です。そのような皮膚科学の重要性を、講義および臨床実習を通じて学生にわかりやすく教授するように努めています。

当教室では、遺伝性皮膚疾患の新規の原因遺伝子の同定とその機能解明をテーマに基礎研究を行っています。近年の分子生物学の進歩によって皮膚の発生や分化に関与している多数の遺伝子やシグナル伝達系が同定され、さらに、それらの異常によってさまざまな遺伝性皮膚疾患を発症することが明らかになってきていますが、未解明な疾患が数多く残っているのが現状です。疾患の中には症候群の一症状として皮膚に異常をきたすものがあるため、同定された遺伝子を解析することで、皮膚だけでなく他臓器の発生・分化のメカニズムの解明にも貢献できる可能性があります。また、稀少な皮膚疾患の患者試料を全国規模で集積する事業にも長年に亘り取り組んでいます。臨床研究面では、悪性腫瘍のリンパ節郭清に関して侵襲の極めて少ない術式の開発等に取り組んでおり、実臨床の場で生かされています。今後も、基礎研究と臨床研究をともに積極的に推進し、新規の治療薬の開発等へと発展させていく予定です。

以上のような現状のもとに、「優れた医術を実践できる叡智と経験を身につけた医療人を育成する」ことを当教室の理念に掲げ、世界水準の医療を提供できるように教室員一丸となって努力しています。

 

手術の様子

実験風景

培養細胞を用いた発現解析

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