講座・教員紹介

山口大学医学部医学科の教育研究講座をご紹介します。

肝臓再生基盤学

Department of Liver regenerative medicine

令和元年5月1日作成

顔写真:

講師名
高見 太郎
講座のメンバー
高見 太郎(講師)、藤澤 浩一(助教)
医学科担当科目
消化器内科学(肝臓学)、臨床培養士養成課程
居室
臨床研究棟5階消化器内科学医局、医明館7階オープンラボ、山口大学再生医療基盤研究室(宇部市メディカルクリエイティブセンターMCC103~104号室)
TEL
0836-22-2241
FAX
0836-22-2303

講座の紹介

 本講座は、世界初のロボットによる自動細胞培養システムを使用した肝硬変症に対する再生療法の実現を目指して、澁谷工業株式会社の寄附講座として2019年4月に設置されました。
責任講座は、山口大学大学院医学系研究科消化器内科学(主宰 坂井田 功教授)であり、本講座では、本学と澁谷工業が共同開発中の「自己完結型肝硬変再生療法」において、これまでは手作業だった細胞培養を安全かつ均一な細胞培養が可能なロボット製造へと発展させ、医師主導治験を行うことにより、医療・医薬品開発を飛躍的に発展させることを目的としています。
 日本には約 30 万人の肝硬変症患者が存在し、そのうち約 3 万人は腹水や黄疸などの症状がある進行した非代償性肝硬変症です。非代償性肝硬変症は身体障害者手帳の交付対象となる重篤な疾病ですが、根治療法である肝移植はドナー不足などのために実施数は十分とはいえず、身体への負担が少ない肝臓再生療法への期待が高まっています。本講座で研究開発する肝臓再生療法(自己完結型肝硬変再生療法;注釈1)は、非代償性肝硬変症の患者さんへ負担の少ない内科的治療法として世界的に注目されているものです。これまで山口大学大学院医学系研究科消化器内科学では安全性と有効性の評価を行う臨床研究を行ってきており(注釈2)、今回の寄附講座の設置により、内科的な治療法として早期に実用化することを目指しています。

(注釈1)自己完結型肝硬変再生療法とは
 山口大学大学院医学系研究科消化器内科学(坂井田教授、他)が世界で最初に開発した患者の肝臓を再生する治療法〔自己骨髄細胞投与療法(ABMi (Autologous Bone Marrow Cell infusion)療法)〕を低侵襲な細胞培養方式で行う肝臓再生療法です。進行した非代償性肝硬変症の患者さんから局所麻酔下に骨髄液を少量採取し、それをロボットで培養製造して骨髄間葉系幹細胞を含む細胞群を増やし、品質・規格・安全性の評価を行った後、その細胞を懸濁液として採取された患者さんの体内に戻して治療を行います。

自己完結型肝硬変再生療法の治療の流れ

(注釈2)臨床研究としてリクルート中の肝臓再生療法

以下リンク先をご参照いただきますようお願いいたします。

1、肝炎ウイルスに起因する肝硬変患者に対する自己骨髄細胞投与療法(先進医療B)

http://www.hosp.yamaguchi-u.ac.jp/about/senshin-b.html

2、非代償性肝硬変患者に対する培養自己骨髄細胞肝動脈投与療法(臨床研究)

培養骨髄MSC肝動注療法_ホ_ームページ掲載PDF

培養骨髄MSC肝動注療法_適_応スクリーニング票

 

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